受賞作品の建設経過報告2

 

小菅村はこの所立て続けに雪が降り、工事の進捗に影響が出ています。そんな中、小菅村の大工さんたちは天気を読み、雪の合間を縫って工事を行っています。その様子を報告します。

 


タイニーハウスは規模が小さいのであっという間に建設が進んでいきます。

 

最優秀賞は作業場で仮組をしたので現場作業は1.5日で終了です。しかし柱割が不規則なため、断熱材を入れるのに時間がかかってしまいました。作業性を考えると柱割は重要です。全体が見えてきました。

 

建物は2棟に分かれ、間にデッキが入り建物をつなぎます。大きい方が母屋、小さい方がサービス等でトイレと浴室が入ります。

 

外壁の青いのは断熱材です。40mmの断熱材が入ります。

 

内部の造作でロフトの床根太にテーパー加工がしてあります。先端を細くする加工法ですが、効果抜群、大変奇麗に収まっていました。

 



優秀賞の八角形の建物も順調に工事が進み、外壁の防水シートとサッシュ工事まで完了です。屋根工事も終了です。木造建築は木材を雨に濡らさないように建て方工事から屋根工事までは一気に進めます。

 

建て方は建物が複雑なため予定以上に時間がかかったようです。建物は小ささを出すために階高を低めにしましたが丁度いい高さでした。

 

八角形というタイニーハウスは世界的に見てもまれな部類に入るのではないでしょうか。

 

設計者の中角さんが現場にお見えになり細部の打合せを行いました。内装は中角さんが仕上げる予定です。乞うご期待です。